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UberEATSはなぜお得すぎる無料フードをバラまくのか?プロモーションコード戦略のナゾに迫るっ!

こんにちは、IT女子のちーさんです。
先日、今ならUberEATSでタダ飯が食べられるという記事を書きました。
ユーザーにとっては超お得なプロモーションですが、「こんなことしてUberEATSはつぶれないの?」という疑問を持った方もいるかもしれません。
そこで今回は、なぜUberEATSがこのような大盤振る舞いをしているのか、「広告」という観点から探っていきたいと思います。
その前に1食無料のクーポンを手に入れたい方は先日の記事をご覧ください。
もくじ
  • UberEATSプロモーションコードの仕組み
  • クーポン券を広告費という観点で考えると?
  • UberEATSが無料フードをバラまく目的とは?
  • 無料フードのバラまきが終わるときは来るのか?
  • 追記(読者からのコメント)
 

UberEATSプロモーションコードの仕組み

改めて、プロモーションコードの仕組みをおさらいします。
簡単にまとめると、既存ユーザーが新規ユーザーをUberEATSに招待すると、お互いに1000~2000円相当のクーポン券がもらえるというものです。
このクーポン券を使うことで、1食分は無料で食べられてしまいます。
既存ユーザーは、招待した新規ユーザーに自分専用の文字列を入力してもらう必要があり、それが「プロモーションコード」です。
新規ユーザーが登録時にクーポンをもらえるのは一回だけですが、既存ユーザーになって誰かを招待すると、回数無制限でクーポンを受け取ることができます。
つまり、既存ユーザーは毎回1人ずつ新規ユーザーを誘えば、お金を支払うことなくずっと無料で食事が楽しめるということです。
 

クーポン券を広告費という観点で考えると?

新しいサービスは、サービスを認知させるために、広告費をかけます。
広告の種類は、CMやチラシ、WEB広告など様々あります。
UberEATSのプロモーションコード戦略も、広告のひとつと考えられます。
ここでは、配布するクーポンの金額=1顧客あたり獲得コストとなります。
例えば、1500円分のクーポンを新規ユーザーと既存ユーザーそれぞれに配布した場合、1顧客あたり獲得コストは3000円となります。
一般的に、獲得を目的とした広告の費用は、1顧客あたり獲得コストと1顧客あたり売上のバランスを見て設定されます。
1顧客あたり売上が1顧客あたり獲得コストを上回らなければ赤字となってしまうので、
1顧客あたり売上>1顧客あたり獲得コスト
となるように広告費を設定することが多いです。
UberEATSの場合はどうでしょう?
仮に以下のように設定してみます。
1顧客あたりの平均売上は、1注文あたりの支払い金額を平均2000円として、そのうち30%がUberEATSの売上になるとします(残りの70%は店舗や配達者に入る)。
※あくまで仮定なので本当の数値はわかりません。
  • 仮定①初回無料利用→有料利用(課金)につながる割合=50%
  • 仮定②1顧客あたり平均売上=600円
  • 仮定③1顧客あたり平均利用回数=3回
100人獲得するプロモーションの場合…
100(人)×50(%)×600(円)×3(回)=9万円
1人あたりに換算すると、900円です。
つまり、上記の仮定の場合、1人あたり獲得コストは900円以内に抑えないと赤字ということです。
 
しかし!仮定①についてよく考えてみてください。
前述の通り、今の仕組みだと既存ユーザーは新規ユーザーを招待し続ければUberEATSにお金を払わずサービスを利用できます。
この場合のUberEATSの売上はほぼゼロです
現在の仕組みを続けた場合、有料利用につながる割合はかなり低くなることが予想されます
おそらく、今のプロモションコードの仕組みだと、UberEATSは大幅な赤字なのではないか?というのが私の予想です。
この先は、全て予想なので信ぴょう性は保証しかねます。ご了承ください。

UberEATSが無料フードをバラまく目的とは?

では、なぜ赤字になってまでも、UberEATSはこのようなことをするのでしょうか?
それは、UberEATSのビジネスモデルと関係していると思います。
UberEATSを取り巻くプレーヤーは、ユーザー(注文者)、配達者、店舗の3者です。
UberEATSは、この3者をつなぐプラットフォームであるため、いかに利用者を増やしてネットワークを拡大するかが収益を上げるための大事なポイントになります
この3者を2つに分けると、
  • 需要側:ユーザー
  • 供給側:店舗、配達者
となります。

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プラットフォームモデルでは、需要側が増えるほど供給側のメリットが大きくなり、供給側が増えるほど需要側のメリットが大きくなる関係にあります。
今のUberEATSのフェーズとしては、主要地域の供給側(店舗と配達者)をある程度押さえることができ、今度は需要側を増やしていくところなのではないでしょうか。
ユーザーが増えれば増えるほど、店舗と配達者の売上が上がっていき、それに伴いUberEATSの売上も上がります。
逆に、ユーザーが少なすぎれば、提携店舗や配達者に全くメリットを与えられないサービスになってしまいます。
紹介されても紹介しても無料クーポンがもらえる今の仕組みは、売上には直結しにくいものの、利用者数を増やすことにはかなりの効果が見込めます。
というわけで、UberEATSはサービスの大事な基盤となるユーザー数の拡大ができる、プロモーションコード戦略に投資していると考えられます!
 

無料フードのバラまきが終わるときは来るのか?

ユーザーにとってはいつまでも続いて欲しい無料フードですが、将来的にはもしかするとなくなってしまうかもしれません
実際、もらえるクーポンの金額が2000円→1500円→1000円(現在)と徐々に下がってきています。
 
それもそのはず。
UberEATSにとって、ユーザーが少ないサービス初期段階では1人の獲得も貴重だったので1人あたり獲得コストを高めに設定しても良かったのですが、現在はある程度ユーザーが集まってきて、サービスも広がりやすくなってきているため、1人あたりに大きな獲得コストをかけない方向にシフトしていると考えられます。
プラットフォームモデルは、ユーザーがある一定数に到達すると、あとはそれほどコストをかけなくても収益がどんどん伸びていくモデルです
ユーザーが増えれば、プラットフォームにおける取引数が勝手に拡大していき、単なる「取引場所」であるUberEATSは、何も生産せずとも取引手数料でバンバン儲かります。
これをグラフにすると、こんな風になると思います。

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今が創業期のフェーズで、成長期になると売上と広告費の差が小さくなっていき、やがて売上が広告費を上回ります。
ユーザーがある一定数に到達すると、広告費をかける必要がなくなっていくので、成長期から成熟期のどこかのタイミングで、プロモーションコードがなくなってしまう可能性があると考えます。
プロモーションコードでお得な思いができるのは今のうちですよ〜!
 
ということで、クーポンが受け取れる今のうちにUberEATSを使ってみたい方は、こちらからどうぞっ!

私のプロモーションコード「eats-h13q6f」をご利用いただけると嬉しいです。

追記(読者からのコメント)

ブログを読んでいただいた方からコメントをいただきました。

私は、UberEATSがうまくいく前提で成長グラフを描いてみましたが、その方はうまくいかないだろうという予想です。

理由として挙げられていたのは、

①日本は飲食店が発展しているためフードデリバリーの需要が小さく、無料クーポンがなければ使う理由があまりない。

②オンデマンド系のビジネスは多くのスタートアップがすでに失敗しており、それなりの工夫(配達コスト削減など)が必要だが、UberEATSはそこまで工夫されていない。

とのことでした。

この意見も、確かに納得です。

 

いづれにしろ、無料クーポン配布が終わって、有料で使う会員がどれほど増えるかということがUbeEATSの存続の重要なポイントですね!

 

それでは〜。

 

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