個人に直接売れる「ポケットマルシェ」生産者にとっての魅力とは?
こんにちは!IT女子のちーさんです。
先週は、台湾旅行のためブログをお休みしました。今週は、ちゃんと更新しますよ〜!
前回は、ポケットマルシェについてユーザー目線でサービスの使い方の紹介をしました。
前回の記事はこちら↓
今回は、生産者側の視点で、ポケットマルシェのメリットを考えてみました。ポケットマルシェは、農家と漁師をターゲットとしていますが、今回は主に農家に注目しています。
目次
- ポケットマルシェの生産者側への訴求ポイント
- ポケットマルシェのビジネスモデル
- 生産者にとってのポケットマルシェのメリット
ポケットマルシェの生産者側への訴求ポイント
まずは、生産者向けの公式ホームページより、サービスの訴求ポイントを紹介します。キャッチフレーズは、「個人向け直販を、スマホ1つでカンタンに」です。訴求ポイントとしてポケットマルシェの機能を3つあげます。
①スマホ業務アプリ:出品、注文管理、入金確認、問い合わせ対応など全ての業務がスマホ1つで完結。個人販売が誰でも簡単にできます。
②伝票が自動で届く:注文が入ると、運送会社のドライバーさんが売れた分の配送伝票を自動で持って来てくれます。
③食べる人とつながれる:自分専用のウォールで、食べる人と直接コミュニケーションができます。
この3点を押しています。
ポケットマルシェのビジネスモデル
ポケットマルシェは、ユーザーは完全無料で利用できます。利用料は、生産者から徴収しています。特徴的なのは、成果報酬型であること。初期費用や登録料などの固定費はかからず、生産物が売れた際に売上の15%を手数料が発生するというモデルです。
生産者にとってのポケットマルシェのメリット
以上を踏まえた上で、生産者にとってポケットマルシェは何がいいのか見ていきたいと思います。
①適正価格で新鮮なものを販売できる
ポケットマルシェを使えば、野菜を小売店で売るより適正価格かつ新鮮に売ることができます。小売店で売る場合とポケットマルシェで売る場合の比較図を作ってみました。
小売店で売る場合は、まず農協が作物を買い取り、利益を残して小売店に下ろし、小売店も利益を残して消費者に販売します。そうなると、農家の利益は100円、販売価格は200円ということになります。この一連の流れに時間がかかり、新鮮だった野菜も新鮮でなくなってしまいます。
一方、ポケットマルシェで販売すれば、農家の利益は上がり、販売価格が下がるということが実現します。また、注文を受けてから発送するので、より新鮮な状態で消費者に届けることができます。
②営業コストがゼロ
①だけ聞くと、「HPを用意してネット販売でもいいじゃん」と思う方もいると思います。ですが、それだと様々な費用がかかります。まず、HPはタダでは作れません。サーバーコストやweb制作会社への依頼費用がかかります。ポケットマルシェは、出品することで自分のHPのようなものが簡単に持つことができます。また、そのHPを知ってもらうためのSEO(Googleなどの検索)対策や場合によっては広告費を払う必要が出てきます。HPを作って待っているだけでは、ほとんど売れないでしょう。しかし、ポケットマルシェでは、登録費や掲載費用はかかりません。宣伝も、ポケットマルシェが代わりにしてくれます。最近、Facebook広告でもよく見かけるようになりました。
③送料の心配なし
農家さんが直販をするときに、ハードルとなるのが送料らしいです。あまりにも販売量が少ないと、販売価格よりもむしろ送料がかかってしまうという問題です。農作物は、大きさの割に重かったり、新鮮さを保って配送する必要があったりと、送料が高くなる傾向にあります。そこで、ポケットマルシェでは、クロネコヤマトと契約をして特別価格で送料を安く抑えるということをしています。普通に送ると高くなるところをポケットマルシェを通すことで安くしているのです。基本消費者側が支払いますが、同一地域内無料を実現しています。また、生産者にとっては、注文されたら発送伝票が自動的に送られてくるということで、発送の手間を省くことができています。
生産者側についての記事を書いてみたことで、農家さんがどのように農作物の販売をしているかという勉強になりました。
ポケットマルシェは、成果報酬型というところがすごく良いですね。ネット直販を始めたい農家さんは多いと思いますが、コストやリスクを考えるとなかなか難しいもの。それをコストゼロでできるというのが大きなメリットかなと思います。
このブログを通して、少しでも多くの生産者さんがポケットマルシェを利用するようになったら嬉しいです!
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