若者の心をつかむ「逃げ恥」のweb戦略がすごい
こんにちは!IT女子のちーさんです。
今日は、今人気絶頂のドラマ「逃げ恥」について取り上げたいと思います。
最近ドラマを観ていなかった私ですが、「逃げ恥」は毎週観ています。
視聴率も好調のようで、1話から右肩上がりです。
この視聴率の好調さの理由は、「がっきーがかわいいから」「恋ダンスがかわいいから」など様々な理由が語られています。
ただ、個人的には「逃げ恥」は、webと絡めた仕掛けを多く用意し、テレビ離れしている若者の心を掴んでいるからではないかと考えています。
「逃げ恥」がどのような形でwebと絡めてきているかを考えていきたいと思います。
INDEX
SNSでの拡散を狙った恋ダンス
まずは、ドラマを見ていない人でも話題になっているのを見たことがあるであろう「恋ダンス」。
かわいくて難易度もちょうど良い「踊りたくなる」ダンスをドラマの度に流すことによって、「踊ってみた」系の動画の量産を狙っていたのではないでしょうか。
実際、これまでのSNSのシェアの歴史を見ても、ダンスは拡散されやすいと思います。
普段テレビを見ない若者に対し、SNSという入り口を作って、観たくさせることに成功したと考えられます。
視聴率がだんだん上がっているのも、最初は知らなかったのがSNSを通じてダンスを知った層が気になって観てみたら止まらなくなったということでしょう。
やはり、若者の関心を集めるには、SNSでのシェアは欠かせませんね。
CookPadとのコラボレーション
こちらは、知らない人も多いかもしれませんが、逃げ恥は、CookPadと様々な面でコラボレーションしています。
ドラマの中でも、CookPadでみくりが参考にしたレシピが、実は平匡さんの同僚の沼田さんが投稿したものだったというシーンがありました。
そして驚きなのが、このコラボレーションを現実世界とも繋げている点です。
プロフィール画像も、自己紹介も、完全に沼田さんですね。
投稿日が9月なので、ドラマ公開前から存在していたアカウントということでしょうか。
そして、もうひとつのコラボレーションは、みくりがドラマ内で作った料理のレシピを紹介する「逃げ恥@TBS」。
ドラマに出てくる美味しそうな料理が作れちゃうなんてワクワクしますよね。
これもまた「作ってみた」系のSNSでの拡散を狙っているのでしょう。
実際にInstagramを中心に、シェアされているようです。
SNSの使い方、本当にうまいです。
ネットで見逃し配信に対応
そして最後が、逃げ恥を観たくても「家にテレビがない」「帰りが遅い」若者が観られるように、見逃し配信にしっかり対応している点です。
テレビ離れと言われているように、今の若者は「映像を観るならネットで」がむしろ自然だと思います。
「1週間観れるといっても、1話とか最初の方はもう観れないじゃ〜ん」という方に朗報です。
現在、公式ホームページにて、1話から3話のダイジェスト動画を公開中です!
フォロー体制がバッチリすぎます…!
これで、最初の方を見逃してしまった人もがっちり捕まえようということですね。
逃げ恥は、意図的にSNSでの拡散を狙うことで、若者にアプローチし、忙しい若者もドラマが観られる環境にも配慮した結果が、これほどヒットした要因だと思います。
テレビドラマも、webをうまく使っていかないと、なかなかヒットしにくい時代になったのかもしれないですね。
ドラマに限らず、世の中の様々な商品やサービスも、逃げ恥の戦略を見習っていけば、ヒットにつながるかもしれません。