旅先で家族になれる。有機農家のお仕事を手伝いながらオーガニックライフを学べるサービス「WWOOF(ウーフ)」
こんにちは!IT女子のちーさんです。
本日は、「WWOOF(ウーフ)」という農業関連のwebサービスを紹介します。
WWOOF(ウーフ)とは
ウーフは、有機農家の食事・宿泊場所と旅人などの力・知識・経験を交換する仕組みです。
よくあるシェアリングエコノミーのサービスのような「お金のやりとり」を一切しないのが特徴です。
食事・宿泊場所を提供する側を「ホスト」、力・知識・経験を提供する側を「ウーファー」と呼びます。
ウーファーは、健康な身体とホストを手伝いたいという気持ちさえあれば、誰でもなることができます(16歳以上)。
ホストは、有機農業を営んでおり、労働力の不足に困っています。
両者のニーズをマッチングさせたのが、WOOOFです。
WWOOFは、「World Wide Opportunities on Organic Farms(世界に広がる有機農場での機会)」です。
実は、日本だけではなく、世界中でサービスが展開されています。
私も、以前、タイでWWOOFを経験したことがあります。
次に、WWOOFの良さを自分のタイでの経験をもとにシェアしたいと思います。
WWOOFの良さ〜自分の体験から〜
私は、2013年から2014年にかけて、合計1ヶ月ほど、タイで3ヶ所のホストの家に滞在しました。
ここの家族は、住む家を自分で建て、家電はほぼなく、家具は手作り、食事もその辺で捕まえたネズミやカエルを食べるという、完全なる自給自足の生活をしている方達でした。
そして、なんと奥さんは日本人でした!
この経験から、WWOOFの良いと思うところを4つご紹介します。
「何もない幸せ」を感じることができる
私たちは、普段の生活でたくさんのモノに囲まれて、たくさん消費しています。
仕事や趣味に忙しい毎日を送っていると思います。
WOOOFを体験する前は、モノがたくさんあってやることがいっぱいある日々が幸せだと思っていました。
でも、WWOOFで過ごした日々は、お金を使わず、娯楽や便利なものがあまりなく、することと言えば、生きるための活動(狩猟、料理、農業など)、家族やご近所さんとの交流、猫とぼーっとする…という毎日でした。
そんな2週間を過ごして、今までにない幸せを感じました。
「何もないって幸せなんだ」と気づいた貴重な経験でした。
*ホストによっては自給自足ではない家もあります。
家族になったような暖かさがある
WWOOFは、民泊とは全然違います。
民泊では、ホストはゲストを歓迎して楽しませる側で、ゲストはお金を払って滞在を楽しむ側です。
お金のやり取りがあるので、あくまでも、サービス提供者とお客さんという関係です。
しかし、WWOOFではお金のやりとりがなく、
ホストは、ウーファーを家族の一員として迎え入れてくれます。
ウーファーも、ただ遊びに行くという感覚ではなく、自分の力や知識を提供することで、ホストの役に立ちたいという目的で滞在します。
ホストとウーファーは、対等な関係です。
家の仕事、朝昼晩の食事、休暇での旅行を共にするので、本当に家族になったような日々を過ごすことができます。
健康的な生活、オーガニックライフを学べる
WWOOFに登録している農家の特徴として、オーガニックというキーワードがあります。
登録しているホストのほとんどが有機農業を営んでおり、生活もオーガニックを意識しているところが多いです。
オーガニックとは、例えば、添加物を含むものをあまり食べず手作りにこだわりがあったり、肉よりも野菜や大豆を中心とする食事をしたり、といったことです。
食は、私たちの健康に大きく影響を与えるものなので、そうした生活をしている人から、健康的な食事の方法などを学ぶこともできます。
お金がかからない
貧乏旅行者にとっては、WWOOFを使うことで、食費と滞在費がかからないのも大きなメリットです。
その代わり、ホストの代わりにしっかり働かなければならないので、単に節約目的で行くのはNGですが。
WWOOFの滞在期間は、ホストによって様々ですが、1泊のものから数ヶ月滞在できるところまであります。
WWOOFを使って、いろんなホストを渡り歩けば、交通費だけで旅行をすることも可能です!
こちらの記事では、WWOOFジャパンの登録方法を画像付きで解説してます。