デイワークアプリ「ワクラク(旧スペースワーク)」を立ち上げた怜央くんに気になる疑問をぶつけてみた!
こんにちは!IT女子のちーさんです。
前回は、超簡単にバイトができる「ワクラク」を紹介しました。
このアプリ、ユーザーにとっては気軽にバイトができるいいサービスですが、気軽すぎて本当にこんなサービス成り立つの?と思う人もいるはず。
そこで今回は、ワクラクを立ち上げたWakrak株式会社の谷口怜央くんに、サービスを使ってみて気になったことを直接聞いてみました!
怜央くんは、まだ18歳!若い…(´ー`)
実際話すと、話す内容が18歳とは思えない成熟ぶりですが(笑)
怜央くんの生い立ちや起業経緯を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
18歳起業家・谷口さんの起業に至った理由が想像以上だった | HR NOTE
- 「人材のシェア」で長く働いてくれるユーザーを増やす
- ユーザーの質を取るか体験の質を取るか
- 組織・時間・場所に縛られないライフスタイルを提供したい
- 年内には美容業界にも展開
- 大手向けに人手不足解消のソリューションも作る
- 競合は全く気にしてない
- まずは東京で一旗あげる
それでは始めます。よろしくお願いします!
谷口怜央です。お願いします!
「人材のシェア」で長く働いてくれるユーザーを増やす
昨日働いてみて思ったんだけど、ワクラクはめっちゃ気軽に応募できるけど、お店側にとってはバイトが日毎に変わっちゃうってリスク大きくない?
お店側に対しては、初めての人が来ても大丈夫なようにマニュアル作りやバイト初日の人に対してどう指導するかまで、僕らで直接コミュニケーションを取ってるよ。
確かに、昨日行った新目黒茶屋さんは、指導とかかなり上手だった。
うん、あそこはすごくいい例だね。あと、実際に店舗に営業すると一番刺さるポイントって、長く働いてくれる人が増えるってことなんだよね。
1日限定なのに長く働くってどういうこと?
今のバイトって、長期雇用であっても1〜2ヶ月で辞めちゃう人もざらにいて、せっかく高い費用かけて雇ったのにコスパ悪いじゃん。でもワクラクなら、1日限定で契約はそこで終わるけど、次に募集した時にまた応募してくれる可能性も高いんだよね。
そうか。バイトで雇われると1回辞めちゃったらもうなかなかもう一度働くってできないもんね。
実際に、今月は1ユーザーあたり平均3回ワクラクを使ってて、リテンション(継続利用)がとても高いんだ。同じ店舗に何回もいくユーザーも多い。
1回行ったことがある店舗であれば話早いもんね。
普通の求人媒体だと、月額掲載料が結構かかるけど、うちなら掲載料はタダ。実際にワークに入ったユーザーに払う給料の10%を手数料でもらうモデルだから、リスクもゼロなんだ。個人店とか小さい規模の店舗は、掲載料とか払う余裕がないから特に刺さってるね。
そう考えると店舗側のメリットもめちゃくちゃあるんだね。
人材を囲い込むのではなく、人材をシェアするという発想に転換させていきたい。今風の働き方でしょ?
たしかに!
ユーザーの質を取るか体験の質を取るか
ユーザーの質のところはどう?今、審査とか詳細なプロフィールとか取ってないから、質の悪いユーザーも来ちゃうんじゃない?
そこは今後は、実際に働いたデータやレビュー評価を蓄積させていく予定。そうすれば、ちゃんと真面目に働くユーザーなのかっていうのがわかるし、お店側のレビューもあればユーザーも安心して申し込めるから。
実際に、店舗から「ユーザーの質が悪い」みたいなクレーム来たことはある?
稀にだけどあるよ。今まで2回くらいかな。そのときは、こっちで面接をしてフォローしたけど改善されなかったから利用停止にした。
やっぱあることはあるんだね。事前に面接してユーザーを精査するってことは考えてるの?
一度やってみたけど、イマイチだった。事前面接を入れるとUXがかなり悪くなっちゃうんだよね。問題のあるユーザーってほんの一部だからその一部のために全体のユーザーの体験を下げたくないという。でも店舗にとっては、重要なことだから事後対応はしっかりやってる。
なるほどね。ユーザーの質をとるか体験の質をとるか、難しい問題だね。
組織・時間・場所に縛られないライフスタイルを提供したい
これから、ワクラクはどのように展開していくの?
僕らが目指しているのは、組織・時間・場所に縛られないライフスタイルを提供していくこと。そのために、ワクラクは働くためのプラットフォームになる。
組織・時間・場所に縛られないライフスタイルっていいね!
今働いている多くの人は、余裕がなさそうなんだよね。なぜかというと、会社でやりたくもない仕事を長時間やってるけどそこから抜け出す手段も勇気もないからだと思う。ワクラクがあれば誰でもいつでも働けるという状況を提供できれば、新しいことに挑む勇気になると思うんだ。
会社を辞めたいのに辞めないという人は、会社に依存してるから辞められないってことは大いにあるもんね。ワクラクがあれば辞めても大丈夫だよ!っていう働く人たちのセーフティネットになるわけだ。
そうそう!1つの会社に依存するんじゃなく、働きたいときだけ好きなところで働ける、柔軟性のある働き方を提供していきたいね。
年内には美容業界にも展開
今は、飲食店をメインとしたワークが多いけど、もっとワークの種類は増えていくの?
もちろん。年内には資格を持った人を対象としたワークを増やしていく予定。
たとえば?
たとえば、美容業界。ネイリストって需要があるけど人が足りてなくて、ネイリストがひとつの店舗ではなくいろんな店舗でスポットで働けるようになれば人手不足解消に繋がっていくと思う。
資格を持っていれば、質も担保されて雇う側も安心できるね。
大手向けに人手不足解消のソリューションも作る
あとは、ワーク募集以外のサービスもこれから作る予定。
ほう。どんなサービス?
勤怠サービスだね。これは大手向けなんだけど、たとえば、ファミレスチェーンとかって全国に数万人のバイトを雇ってるけど、基本1人1店舗だよね。そこに僕らのアプリをいれてもらうことで、人手が不足している店舗に対して、近くにいる同じファミレスで働いているユーザーのアプリに通知を出してシフトを埋めることができる。
おぉ。それは大助かりだね。
シフトの提出とかもいちいち店舗とのやり取りが面倒だけど、そんなのいらなくてアプリひとつで全部完結できるようにしたいな。
私が学生時代バイトしてた時は紙でやってたから、それがアプリでできたら確かに便利だ。
競合は全く気にしてない
ちなみに、競合とかはいるの?
小さいのはいるけど、全く気にしてない。利益率の低いモデルだから他は本気でやってないんだよね。
いいね、スタートアップって感じ!
まずは東京で一旗あげる
今は東京限定だけど、全国展開もしてくよね。
全国展開もしたいんだけど、ちょっとまだかなって感じ。まずは東京でサービスを完成させてから全国展開していくよ。
怜央くん、ありがとうございました!ワクラクは、人々の働き方、ライフスタイルを大きく変えるサービスなんだということがわかりました。日本中の人がワクラクを使う日がきっと訪れそうですね!
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